害虫
タバコガ
トマトやナス、ピーマンなどナス科の果実に穴を開けて内部を食害する厄介な蛾の幼虫です。大きくなると薬剤が効きにくくなるため、食入前の若齢幼虫を狙った早期防除(捕殺する)が非常に重要です。
被害と見分け方
食害のサイン:
果実の表面にぽっかりと開いた穴と、その周辺に付着する黒または白っぽい乾燥した糞(ふん)が目印です。穴が2つある場合は既に別の場所へ移動している可能性が高いです。
生態:
葉の裏や青い実に直接産卵され、孵化した幼虫は柔らかい葉や新芽、つぼみを食べ、成長すると果実に侵入して内部を食べ尽くします。
効果的な対策
見つけ次第捕殺する
糞や食害の跡を見つけたら、株の周辺をよく確認し、中に潜んでいる幼虫を捕殺します。
チュウゴクアミガサハゴロモ
中国原産のカメムシ目ハゴロモ科の外国産昆虫であり、トマトやナスなどのナス科、果樹、豆類などの汁を吸って枯らす農業害虫です。人への直接の害はありません。
被害と見分け方
食害のサイン:
白い綿状の分泌物、枝の傷や枯れ、すす病による黒ずみ。
生態:
極めて広食性で、果樹や庭木、茶などの汁を吸うだけでなく、産卵で枝を傷つけたり甘露の排泄ですす病を誘発します。日本では枝に産卵し、卵で越冬する。
効果的な対策
見つけ次第捕殺する
専用農薬がないため物理的防除が基本です。
コガネムシ(黄金虫)
甲虫目コガネムシ科に属する昆虫の総称、またはその中の一種(ナミコガネ)を指します。美しい金属光沢のある体が特徴ですが、園芸や農業においては、成虫・幼虫ともに植物を食い荒らす代表的な害虫として知られています。
被害と見分け方
食害のサイン:
葉が「レース状(網目状)」になる
最も分かりやすいサインです。硬い葉脈だけを残して、柔らかい部分だけをくり抜くように食べるため、葉が網の目のようになります。
花弁や蕾(つぼみ)が不自然に欠ける
美しい花や、これから咲くツボミを好んでかじります。
生態:
幼虫による地下の根・塊茎への食害と、成虫による地上部の葉・果実への食害の二段階で発生し、特に畑特有の「未熟な堆肥」や「ふかふかの土壌」はコガネムシが最も好む環境であるため、集中的に狙われやすい生態を持っています
効果的な対策
寒起こし(冬の耕起)【無農薬・耕種的防除】
冬の寒い時期(1月〜2月)に畑の土を30cmほど深く掘り返し、塊のまま寒風にさらします。地中深くで冬眠していた幼虫を地表に引きずり出すことで、寒さで凍死させるか、野鳥に食べさせて大幅に数を減らすことができる。